やった〰! 会計士をクビにしたぞ!


やった〰! 会計士をクビにしたぞ!

クビにしたのは実は去年のことです。約5年間会計を担当してもらいましたが、彼らのもたらした不可価値を合計すると、完全にゼロでした。というより、むしろマイナスかもしれません。

今は、素晴らしい会計士に恵まれました。彼は、ビジネスパートナーとして、我々の役に立とうとしてくれます。その働きぶりは、米国で25年以上にわたり仕事をしてもらっているD会計士と同じです。

この新しい会計士は、アドバイスをくれますし、事業を何とか成長させようと手助けしてくれます。しかも料金は、クビにした会計士よりずっと安いのです。すべての書類や四半期報告を作成し、アドバイスを求めれば様々な選択肢を示してくれます。書類にサインが必要とあらば、家まで足を運んでくれます。

それに比べ、クビにした会計士は、事務所にやってきて、領収者の一枚一枚を残らずチェックし、経費についてあれこれ聴いてくるだけです。部屋の隅に陣取り、領収書や売上をチェックしたら帰っていくだけ。いいですか、国税調査官ですら、もっと付加価値をもたらすよう計らってくれましたし、質問だって少なかったですよ。

Hは、この会計士が毎月訪問してくる日を前にすると、準備で慌てふためいていました。この会計士は、Hが顧客と話をしているときにもお構いなしで割り込んでくることもありました。不可価値ゼロとはこういうことです。

一体、なぜあんなに長い間雇っていたのだろうかと自分でも不思議です。惰性だったのは確かでしょう。5年前にクビにしておくべきだったのでしょうが、当時は、零細企業だから仕方がないと思っていました。

結局、我々のような零細企業など、誰も相手にしたがらないだろうと思い込んでいたのです。それは大きな間違いでした。たくさんの小規模な会計事務所が、我が社の会計を担当したいと申し出てきました。Hが何人かと面談し、一番不可価値をもたらしてくれそうだと感じた今の会計事務所を選んだのです。

信じられないかもしれませんが、現会計事務所にしてから、生活はずっと平穏になりました。Hは会計士の訪問日に慌てることはなくなりましたし、私も、慌てたHを落ち着かせる必要がなくなりました。不毛な会議もなくなりました。我々の業務について一々誰かに説明する必要がなくなったのです。

会計事務所の変更は、思ったより簡単でもありました。新しい会計事務所と契約を交わし、従来の会計事務所には、変更を行う予定であるということを丁重に伝えました。

この決断が正しかったことを証明するかのように、こんなことがありました。従来の会計事務所に、これまでのデータのコピーを求めたところ、75000円、約1000米ドルの手数料がかかると言ってきたのです。新しい会計士は、「ありえない!」と一蹴し、税務署から無料でコピーをもらってきてくれました。本当に我々のためになるよう尽力してくれる人です。

我々はえてして、ベストとは言い難いもので妥協して、苦労します。医者にしてもそうですし、歯医者や友達、教師や弁護士など、惰性以外の何物でもないもので、だらだらと付き合い続けてしまいます。取り替えてみて初めて、これまでどれだけのものを失ってきたのか、今の方がどれだけいいかということに気がつくのです。

私は、アメリカ人の会計士に長年にわたり仕事を任せていますが、それは彼がずっと不可価値をもたらし続けてくれるからです。

同じことが恋愛や友情にも言えると思います。ベストとは言い難い関係をだらだら続けてしまうのは、慣れのせいです。ビジネスであろうとプライベートであろうと、もしその人間関係がベストではないかもしれないとひそかに感じたならば、取り替える時期が来ているのかもしれません。

うまくいかない、修復の見込みもない人間関係を断ち切ることができれば、人生はずっと快適なものになるでしょう。

会計士や弁護士、「親友」、個人的なコーチ、さらには上司でさえ、クビにしたって構いません。ただし、次に選ぶ人が、今までより優秀でなければだめですよ。

Translated from English by Mieko Kanemaru


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